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やってみたい。
空 の場を見せてもらったとき
ふ と そう思った。
そんな 丸裸なこと
実際
スタートしてみて
自分で想像していたより
ずっとずっと
濃密な時間が流れた
2ヶ月も
一枚の絵に向き合ったのは
初めて。
一筆 一筆
じっくりこゝろを込めて描いた
そんな私の後ろ姿に
優しい眼差しを感じる
くつろいだ空気も
息をのんで じっと見入る空気も
じんじん 伝わってくる
ここにある
色も 線も かたちも
ひとりでは 描けなかった
はじめましての お客さんの 誰かと誰か
だんだん 仲良くなっていく
ぽつり ぽつりと
胸の内を語る 言葉が 聞こえる
唄声も ぽろり 聞こえたり
あ 今 花描きたいな
ほんとうにそう思える時だけ
そっと花を描いた
こゝろを込められなかった絵は
だんだんと黒に白に塗られ消えていった
それなのに
最後見渡したら
これだけ沢山花が咲いているってこと
勢い良く翼がひらいてるってこと
深い水の中泳いでるってこと
うん。
幸せな時間だったんだよ
そんな気持ちにさせてくれたのは
此処に訪れてくれたり
遠くから言葉をくれた
みんなのおかげ
本当にありがとう
時として 私は
目の前の喜びをかっとばして
先の先のずいぶん先の目標へむけて
がむしゃらになってしまう。
そんな時は 常に自分が欠けている様で
何を観ても 誰に触れても 羨ましくて焦ってしまって。
でもこの2ヶ月
毎日
ちいさな嬉しいや
真剣なことば
目の前の笑顔
ひとつ ひとつに
感謝しながら描けたんだよね
私の絵の中で
訪れてくれた方が だんだん 気持ちほぐれて ゆったりしていくのを感じて
ほんとに嬉しくって。
充ち満ちだった
これこそ大事って思った
こころが 花のような時
手も やさしく花を描く
そうして描いた
一輪一輪が
気がついたら 遥かひろがる花野原になる
自分のこれからも
きっと そうやって 出来上がっていくんだよね
焦らない
焦らない
じっくり。ぐつぐつ。
大学生の時に創ったことば
「SAORI'An」は
サオリ庵
て 意味なの はたと 思いだした
「庵」
そうだ
そうだよ。
私にとっての
描く。
は
これだよ。
みんなが 集れる場所
これからも 描いていきたい
描いていきます。
お越し下さったみんな
お言葉くださったみんな
空 スタッフのみんな
五十嵐ベッティー
店長熊谷さん
ビデオ熊さん
カメラマン翼君
メイクアーティストくみちゃん
幕内さん
協力してくれたみんなみんな
2ヶ月本当にありがとう
この絵を 飾れる場所を
じっくり 探したいと想います。
このまま 眠らせたく無い
こゝろからそう思っています。
また みんなが集れる場所が創れますように。
描幸
SAORI'An
幕内さんが ぐつぐつ。レビューを書いて下さいました。感激です。